
「Amazonギフト券買取サイトはどのような仕組みなの?」
「売ったAmazonギフト券はどこに行くのだろう。」
Amazonギフト券買取サイトは、私たち利用者から買い取ったギフト券を、別の場所で販売して儲けを出しています。利用者からは見えませんが、売ったAmazonギフト券は別の個人や会社に転売されています。
早速詳しく見ていきましょう。
Contents
1:Amazonギフト券買取の仕組みを3分で図説
Amazonギフト券買取は3人の登場人物で成り立っています。
- Amazonギフト券を売りたい人
- ギフト券買取サイト
- 安くギフト券を買いたい人
この3社間でAmazonギフト券と現金がやり取りされ、それぞれにメリットが発生する仕組みとなっています。
①:Amazonギフト券を現金にしたい人がサイトに買取依頼
②:買取サイトはAmazonギフト券を買取し、利用者に現金を振込
③:買取サイトは仕入れたAmazonギフト券を、別のサイトもしくは直接のやり取りで、「安くAmazonギフト券を買いたい人」に販売する。
買取の全体の流れは大まかに理解できたでしょう。ここからはもう少し詳しく解説していきます。
1-1:買取サイトが利益を出す仕組み
Amazonギフト券買取サイトはどのようにして儲けているのでしょう。
その仕組みは至って単純で、利用者から買い取った金額よりも高い金額で転売し、その差額で儲けているのです。本を買い取る「BOOK OFF」や、何でも買い取る「大黒屋」と同じ仕組みですね。
例をあげましょう。あなたが10,000円のAmazonギフト券を90%で買取してもらったとしましょう。すると買取サイトは仕入れたAmazonギフト券を、9,500円で客先に販売します。
すると単純計算で500円の差額が買取サイトの利益になります。
実際の利益は振込手数料など差し引くためもっと低く、Amazonギフト券1枚当たりの利益は2%~3%(10,000円のAmazonギフト券を買取した場合は200円~300円)とまで言われています。
そのため買取サイトは、買取率をできるだけ上げ、大量のAmazonギフト券を仕入れないと利益がだせないのです。
1-2:ギフト券の売り先は個人や法人
買取サイトはamazonギフト券を「客先」に販売していました。
では、買取サイトからAmazonギフト券を購入している「客先」とは誰なのでしょう。
個人(販売サイト経由)
Amazonギフト券が使えるECサイト「Amazon」は、食品から生活必需品、家電までなんでも買うことができます。そこで使えるAmazonギフト券を安く買いたい人はたくさんいるのです。
買取サイトは、自ら販売チャネル(販売サイト)を持っているケースがありそこで売っているのでしょう。自社で買取したAmazonギフト券を自社の別サイトを使って個人に販売しているのです。
例えば大手買取サイト「ギフトグレース」を見てみましょう。運営会社の「ノア商社」の公式サイトを見ると「ベテルギフト」という電子ギフト券売買のプラットフォームも運営していることが分かります。このベテルギフトを使って、仕入れたAmazonギフト券を販売しているのでしょう。
法人(直接取引)
買取サイトと直接やり取りして、Amazonギフト券を大量購入する法人(会社)もあります。例えば、毎月100万円分の備品をAmazonで購入している会社があったとしましょう。この会社が、買取サイトから5%引きでAmazonギフト券を購入した場合、毎月5万円も費用が浮くことになります。
個人と違って、数十万分のまとまったAmazonギフト券を購入してくれるため、買取サイトからしたら良い販売先となっているはずです。
1-3:需要と供給のマッチで成り立つ
Amazonギフト券買取の仕組みがうまく機能する理由は、3者の需要と供給がピタリとマッチしているからです。
買取利用者の心の声
Amazonギフト券を貰ったけど使わないから現金に換えたい。現金がなくて生活が厳しいからクレカで購入したギフト券を現金に交換できる場所が欲しい。(→買取サイトがあった!)
ギフト券購入者の心の声
Amazonで商品をよく購入するから、Amazonギフト券を1円でも安く買えたらうれしい。安く販売してくれる場所はないかな…(→安く売っている買取サイトがいた!)
買取業者の心の声
世の中にはAmazonギフト券を「売りたい人」と「安く買いたい人」がたくさんいるぞ。仲介したら僕たちも利益をあげられそうだな…でもAmazonギフト券1枚を転売できたとしても利益が少ないから、たくさんのAmazonギフト券を仕入れたい。そのためにもできるだけ買取率を高く設定しよう。
2:Amazonギフト券買取サイト利用時の流れ
ここまではAmazonギフト券買取の仕組みについて紹介しました。
次は私たち利用者が買取サイトに依頼をした場合どうなるのか、利用の流れを紹介します。
2-1:現金振込までの全流れ
流れ①:Amazonギフト券買取サイトから買取依頼
買取サイトの申し込みフォームに下記の情報を入力して送信します。(買取サイトによって多少の違いはあります)
- 氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- 振込先口座情報
- 買取希望のギフト券合計金額
- (Amazonギフト券番号)
流れ②:本人確認と買取金額の確認
はじめて買取依頼する場合は、古物営業法に則って本人確認が行われるのが普通です。行われる本人確認は大体2つになります。
- 身分証明書の画像送信
- 電話連絡
流れ③:Amazonギフト券の送付
Amazonギフト券の送付は、Webサイト上かメールで行います。
どちらも「ギフト券番号」を入力して送信する形で、カード型のAmazonギフト券でも現物を郵送する必要はありません。
流れ④:指定口座に現金が振り込まれる
60分ほど待つと買取金額として提示された分の現金が指定した口座に振り込まれます。大手の買取サイトは手数料無料なので、大手を使うのが良いでしょう。
2-2:買取に必要な準備物
Amazonギフト券買取を使うために必要な準備物をまとめておきました。
- スマホやPCなどインターネット接続機器
- インターネット接続環境
- 身分証明書(保険証や免許証など)
- メールアドレス
- 電話番号
- Amazonギフト券
- 金融機関口座
モアタイムシステムに対応している金融機関の口座なら、15時以降でも振込が反映されるのでオススメです。大手買取サイトは24時間営業で振込してくれます。
まとめ
Amazonギフト券の仕組みについて解説しました。
買取サイトは、利用者から買い取ったAmazonギフト券を、別の場所に転売することで儲けているのです。